社長メシ アプリ完全レビュー|就活の常識を変える「食事×採用」の新形態

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社長メシとは?サービスの概要
「社長メシ」は、株式会社ユナイテッドウィルが提供するスマートフォンアプリで、2018年10月にiOS版がリリースされた就活・OB訪問系のマッチングサービスだ。アプリ名の通り、就活生が企業の社長と食事(メシ)をともにすることができるのが最大の特徴で、その斬新なコンセプトはリリース直後からメディアにも多数取り上げられた。フジテレビ「ノンストップ」やNHK「おはよう日本」でも紹介されるなど、注目度の高さは折り紙付きだ。

サービスの仕組みはシンプルで、就活生はアプリ上で気になる社長を探し、その社長が開催する食事会に応募する。マッチングが成立すれば、実際に社長と同席できる食事会に参加でき、飲食代はすべて社長の「おごり」になる。就活生にとっては金銭的な負担なく、企業トップの生の声を聞ける点が魅力だ。コンセプトは「就活の場をデスクからテーブルへ」という言葉に凝縮されており、従来の一方的な企業説明会や堅苦しい面接とは一線を画す、フランクな就活スタイルを提案している。
なお、2020年以降は社会人向けの「社長メシfor社会人」もリリースされており、転職や副業を検討しているビジネスパーソンにも活用の幅が広がっている。
主な機能と使い方
アプリのはじめ方
アプリをダウンロードしてアカウントを作成すると、まずサービスの概要がスライド形式で表示される。はじめて使う場合は、運営スタッフによるオンラインガイダンスへの参加が推奨されており、ZoomやWEB上で対応してもらえる。ガイダンスでは自分の興味や志向に合った社長をスタッフが紹介してくれるため、初心者でも迷わずスタートできる。

社長を探して応募する
アプリ内では1,000名以上の社長が登録しており、各社長のプロフィールや会社情報、過去の食事会参加者によるレビューなども確認できる。気になる社長が見つかったら、直接「ごちリクエスト」を送ることが可能だ。単に応募するだけでなく、自分がなぜその社長に会いたいかをメッセージで具体的に書き込むことで、承認される確率が高まるとされている。
食事会への参加
食事会は主に火曜日から金曜日にかけて開催されており、多い週には週6回のペースで各種イベントが行われている。参加形式は社長1名に対して就活生複数名というグループ形式が基本のため、初参加でも安心して臨める。また、各食事会には「こんな人におすすめ」という紹介文が掲載されており、自分のニーズに合ったものを選びやすい設計になっている。
登録している社長の傾向
社長メシに登録している社長は、ベンチャーやスタートアップ企業の経営者が中心で、年齢層は20代から40代と比較的若い。東証一部上場企業の社長から大手企業の子会社トップ、さらには勢いのある新進気鋭のベンチャー経営者まで、幅広い顔ぶれが揃っているのが強みだ。若い社長が多いことで、就活生でも話しかけやすく、リアルなキャリア観やビジネスの現場感覚を得やすい環境が整っている。

ただし、登録している社長の多くは関東・関西圏を中心とした都市部に集中している傾向があり、地方在住の学生にとってはやや参加しにくい状況が課題として挙げられている。地域検索や業界ジャンルでの絞り込み機能の充実を求める声もユーザーから上がっており、今後のアップデートへの期待が高い。
実際に使ったユーザーの声
ポジティブな評判
「人事の方から説明を受けるよりも、社長と直接話すことでその会社の本質が見えてきた」という声は多い。就活の選考プロセスでは通常、学生が社長と直接対話できる機会は極めて限られている。社長メシを通じてその壁を取り払い、社長のビジョンや人となりをフラットに知ることができる点は、多くの利用者から高く評価されている。
また、「就活生同士の横のつながりも生まれた」という声もあり、意識の高い学生と出会える場としても機能しているようだ。起業家志望や学生団体で活動する仲間と知り合えるなど、食事会がネットワーキングの場にもなっている。さらに、アプリ内の統計によれば、参加者の5人に1人が内定を獲得しているとされており、就活の実績という観点でも一定の成果を出している。
ネガティブな評判・注意点
一方で、気になる口コミもある。登録後に運営スタッフから電話連絡がくることについて、見知らぬ番号からの着信に戸惑ったというユーザーの声が散見される。個人情報の取り扱いに敏感なユーザーにとっては、この点が不安材料になりえる。また、食事会の開催数が十分でないと感じるユーザーや、地方学生にとっては関東圏の社長に偏りがちで参加機会が限られるという不満も見受けられる。
安全性については、類似サービスとの混同から「やばい」「怪しい」と検索されることがあるが、社長メシ自体はグループ参加形式が基本であり、1対1での食事を強制するものではないため、過度な心配は不要と言えるだろう。
社長メシを使うべき人・向いていない人
こんな人におすすめ
社長メシが特に活きるのは、ベンチャー企業やスタートアップへの就職・インターンを視野に入れている関東・関西在住の就活生だ。社長に直接アピールできるため、ガクチカや自己PRを伝える絶好の機会になる。また、「どの業界に進むか決まっていない」「様々な経営者の話を聞いて視野を広げたい」という段階の学生にも非常に向いている。食事代がかからない点も、金銭的に余裕のない学生には大きなメリットだ。
向いていない人
大手・有名企業や安定した業種を志望している場合は、登録社長の顔ぶれがベンチャー中心であることから、期待とのギャップを感じる可能性がある。また、地方在住でオンライン参加も難しい環境にある学生や、電話連絡を受けることに抵抗がある人には、やや使いにくいサービスといえるかもしれない。
総評
社長メシは、従来の就活の틀を大きく打ち破る先進的なサービスだ。「食事をしながら社長と話す」というシンプルなコンセプトの中に、採用のミスマッチを減らし、双方が本音で語り合えるという深い価値がある。特にベンチャー志望の学生や、社長と直接つながりたいと考えている行動力のある就活生にとっては、他の就活サービスにはない体験が得られる貴重なツールといえるだろう。

地方対応や検索機能の充実など、改善の余地はあるものの、リリースから数年が経った今も継続的にアップデートを重ねており、社会人版の展開もあることからサービスの成長は続いている。就活を「受け身」から「主体的なもの」に変えたいと考えている学生は、ぜひ一度試してみる価値がある。











