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【戦隊大失格 パズルキーパー 評価】「ツムツム風」大量チェインが病みつき!新作アニメパズルを本音レビュー|運ゲーじゃない爽快感とボイスなしの惜しい点

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【徹底レビュー】『戦隊大失格 パズルキーパー』:独創的な「ツムツム風」パズルの爽快感と、アニメ原作ゲームとしてのポテンシャル

1. イントロダクション:異色のダークヒーロー、パズルゲーム化の衝撃

『戦隊大失格 パズルキーパー』は、人気アニメ「戦隊大失格」初のスマホゲームとなるマッチパズル作品です。講談社の『週刊少年マガジン』で漫画が連載され、『五等分の花嫁』の春場ねぎ氏が贈るこの原作は、予想不能な異色のヒーローバトル作品として知られています。

原作「戦隊大失格」は、正義のヒーローであるはずの「竜神戦隊ドラゴンキーパー」の歪んだ一面と、怪人の下っ端戦闘員として戦う主人公・戦闘員Dの視点から描かれる反逆の物語という、クセの強いダークヒーローな世界観で多くのファンを魅了してきました。

このスリリングな物語が、RENGAMEによってターン制のマッチ3パズルゲームとしてアプリ化され、2025年11月12日(水)に配信開始されました。本作は、手軽な操作感と、原作の世界観を組み込んだ戦略性を両立させています。

実際にプレイしてみた結論として、本作は「パズル部分の爽快感と独創性は素晴らしいが、キャラクターゲームとしては正直もう一声欲しかった」という評価に集約されます。本記事では、この新作パズルゲームの魅力と、今後のアップデートに期待したい惜しい点を、詳しく掘り下げてレビューします。

戦隊大失格 パズルキーパー

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2. 『戦隊大失格 パズルキーパー』の基本情報と原作概要

1. リリース情報と基本データ

本作はRENGAMEが開発・運営を手掛けるスマートフォンアプリで、iPhoneおよびAndroid向けに2025年11月12日に配信が開始されました。ジャンルはマッチ3パズルゲーム、または戦略マッチパズルゲームに分類され、価格は基本プレイ無料(アイテム課金あり)となっています。

事前登録は2025年3月22日(土)から受付がスタートし、配信開始時点では5万人を突破し、用意されていた全ての達成報酬(レベルアップ用チケット、コイン、スキルレベルアップ用チケット、SR以上確定サポートガチャチケットなど)のプレゼントが決定しています。

2. 原作『戦隊大失格』の世界観

原作は、春場ねぎ氏が描く異色のヒーローバトル作品であり、2025年4月13日からはアニメの2ndシーズンが放送されるなど、勢いのある人気作品です。

物語の中心となるのは、怪人の下っ端戦闘員である主人公・戦闘員Dと、ヒーロー像とかけ離れた竜神戦隊ドラゴンキーパーとの対決です。この「正義」と「悪」が逆転したようなダークな世界観は、アプリ内のストーリーにも反映されています。プレイヤーは、戦闘員Dやドラゴンキーパーなど、好きなキャラクターでパーティを編成し、パズル任務の遂行を目指します。

アプリでは、TVアニメの物語を追体験できるモードに加え、アプリオリジナルストーリーも展開されます。

3. 秀逸なゲームシステム:爽快な「ツムツム風」戦略パズル

『戦隊大失格 パズルキーパー』の最も高く評価できる点は、その独創的で爽快感のあるパズルシステムです。

1. 簡単操作とターン制の戦略性

本作のパズルの基本は、一定の手数内にパズルのクリア条件を達成していく、ステージクリア型の3マッチパズルです。操作は非常にシンプルで、同じ色のパズルピースを指でなぞって繋げるだけです。

システムは、制限時間のないターン制のマッチパズルを採用しており、プレイヤーは焦ることなく、じっくりと消すブロックを見極めることができます。この手軽なシステムながらも、戦況に合わせてスキルの選択をしながらクリアを目指すスリリングな戦略性が楽しめるよう設計されています。

また、おなじみのキャラクターたちは3Dのミニキャラとなって登場し、パズルバトルを彩ります。

2. 運ゲーではない!「ツムツム風」の爽快なチェインシステム

一般的な3マッチパズルは、ピースの落ち方次第で「運の要素が強い」と感じられがちですが、本作は、パズルゲームに期待される「パズルでスカッとしたい!」というニーズに完璧に応える、中毒性の高いゲームデザインを実現しています。

この独創性の核となっているのが、「ツムツム」のようにフィールド上の同じピースを自由に繋げられるルールを採用している点です。隣接する同種の丸ブロックをなぞって消していくこのシステムにより、「5個消しができなくて詰む」といった理不尽なストレスがありません

プレイヤーの腕次第で、10チェイン、20チェインと大量に繋げることが可能であり、この大量チェインこそが本作の最大の魅力であり、病みつきになる要因です。

3. ハイスコアの鍵を握る「チェインボム」とスキル選択

パズルを効率的に進め、ハイスコアを目指す上での鍵となるのが「チェインボム」の生成です。7つ以上のピースを繋げて消す(7チェイン)と、周囲のピースを巻き込んで消せる「チェインボム」が盤面に生成されます。

いかに長くピースを繋げ、このチェインボムを生成し、盤面を一掃するかが、ステージクリアの近道であり、格別の爽快感をもたらします。

さらに、ピースを消すことで溜まるゲージを使用して、「アクティブスキル」を発動できるのも大きな特徴です。アクティブスキルは3種類の中から選べるため、必要なお題や戦況に応じて効果を使い分ける戦略性が、シンプルなパズルに奥深さを与えています。アクティブスキルは貯めておくことで、より強力な効果を発動させることも可能です。

4. キャラクター・育成要素の分析:原作愛とユニークなガチャ

1. ストーリーモードと編成の自由度

本作では、TVアニメの物語を追体験できるストーリーのほか、アプリ版オリジナルストーリーも展開されます。プレイヤーは、戦闘員Dや、敵対する竜神戦隊ドラゴンキーパーなど、原作おなじみのキャラクターたちと共にパズル任務に挑みます。

パーティ編成においては、主人公サイドの戦闘員Dたちはもちろん、敵対するドラゴンキーパーたちのカードも編成可能です。「正義」の視点で組むか、「悪」の視点で組むかは、プレイヤー次第という、原作のテーマを反映した自由な遊び方ができます。

2. ユニークなガチャシステムとリセマラの容易さ

ガチャシステムは、キャラクター本体が排出される「キャラクターガチャ」と、装備品にあたる「サポートカードガチャ」の2種類に分かれています。

特筆すべきは、キャラクターにはレアリティが存在せず、全てのキャラクターが同一確率で登場する点です。これにより、キャラクター収集の敷居は低くなっています。

装備品であるサポートカードの最高レアリティ(SR)排出率は5%です。リセマラはアプリ内のデータ削除機能から可能で、チュートリアルも非常に短いため、お気に入りのキャラクターや強力なサポートカードを狙って、気軽にやり直すことができる点も魅力です。

また、キャラやサポートカードのガチャは、無償の課金通貨だけでなく、ゲーム内通貨で引けるシステムが採用されており、無課金・微課金のプレイヤーにとって優しい仕様となっています。

3. サポートカード:アニメファン必見のコレクション要素

キャラクターに装備させる「サポートカード」には、アニメ「戦隊大失格」の名シーンがふんだんに使用されています。美麗なカードイラストを眺めているだけでも、アニメの興奮が蘇ってくるため、原作ファンにとってはたまらないコレクション要素となっています。

5. 本音レビュー:光るパズルと惜しい演出

実際に本作を3章までじっくりプレイした結果、パズルゲームとしては非常に高い水準にありますが、アニメ原作のキャラクターゲームとして見た場合、いくつか惜しい点も見受けられました。

1. 高く評価したい「パズルの独創性と中毒性」

本作が最も輝いているのは、やはりパズルゲームとしての完成度です。

「ツムツム風」の自由な接続システムと、スキル選択を組み合わせた戦略性の高さ、そして10チェイン以上を達成した際の盤面一掃の爽快感は、他の多くの3マッチパズルゲームにはない独創性を確立しています。プレイヤーの技術が直接スコアに反映されるため、「運ゲーじゃない」パズルを求めるユーザーにとっては、非常に中毒性が高いゲームデザインと言えるでしょう。

2. 惜しいと感じる点①:画面トーンの地味さ

魅力的なパズルシステムとは裏腹に、ビジュアル面では物足りなさを感じる点がありました。

本作は、パズルステージからホーム画面に至るまで、全体的にトーンが暗く、色彩が抑えめにデザインされています。これは、原作の持つダークな世界観を表現するための意図的な演出であると考えられますが、パズルピース自体にも靄がかかった、もう少しメリハリのある色使いや、ポップな表現があれば、さらに魅力が増したかもしれません。

3. 惜しいと感じる点②:キャラクターゲームとしての物足りない演出

アニメ原作のキャラクターゲームとして、ファンが最も期待するであろうストーリーや演出の面で、物足りなさを感じざるを得ませんでした。

まず、アニメの物語を追体験できるストーリーモードであっても、残念ながらキャラクターボイスはほとんど実装されていません。また、キャラクターの立ち絵も動きが少なく、演出面はかなりシンプルです。あるレビュアーからは、パズルパートも障害物などがなく単調でつまらないと感じる意見も出ており、パズル自体の楽しさはあるものの、全体の豪華さには欠ける印象があります。

パズル部分が非常によく出来ているだけに、この演出面のシンプルさは、キャラクターゲームとして期待を抱いていたファンにとっては、正直に言って否めない物足りなさです。

加えて、アプリ版のオリジナルストーリーも、現状では話数が少なく、今後のアップデートによるコンテンツ充実に期待したいところです。

6. 結論:総合評価と今後の期待

『戦隊大失格 パズルキーパー』は、人気の「戦隊大失格」を題材とした初のスマホアプリであり、配信開始時点で注目を集めています。

総合的に見ると、本作はパズルゲームとしての独創性と爽快感において、非常に高く評価できる作品です。ツムツム風のシステムを採用しながらも、ターン制でじっくりと戦略を練り、大量チェインを狙うというゲームデザインは、パズル好きなら一度は触ってみる価値があるでしょう。特に、スピードを要求されず、まったりと考えて遊びたいユーザーに向いています。

その一方で、ボイス未実装のストーリー演出や、全体的に地味な画面デザインなど、アニメ原作のキャラクターゲームとして見た場合、まだ発展途上であると言わざるを得ません。

パズルゲームとしてはそこそこ以上に面白いものの、原作への愛があるからこそ、今後はパズルのシステムを土台として、ストーリー演出やキャラクターの表現がより豪華になっていくことを、心から期待したい一作です。

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