【ダイブロス・コア】レビュー|メカ×美少女の戦略RPGは”骨太”だった

Contents
はじめに――このゲームは何者か
2026年2月4日、GameTreeによってiOS・Android・PC向けに正式リリースされたスマホRPG『ダイブロス・コア』。「機装美少女たちの禁域征戦RPG」を謳う本作は、リリース直後から話題を集めている新作タイトルだ。
物語の舞台は、未知のエネルギー”NOVA”の発見をきっかけに技術が急速発展した未来世界。しかしその力は同時に空間の歪みを生み、異星勢力の砕星を呼び寄せてしまう。数年前に異星による襲撃に大敗を喫した人類は、ついに反撃の糸口を掴み、プレイヤーは異星探索計画の総隊長として地球を護るため星間の旅に出ることになる。
本記事では、実際のゲーム内容をもとに本作の魅力と課題を詳しくレビューしていく。
ゲームシステム――陣形が勝敗を決める戦術バトル
本作最大の特徴は、そのバトルシステムにある。バトルはターン制で、コマンドを選んで戦う王道のスタイルだが、特徴的なのが味方も敵もそれぞれ3×3のエリアに配置されていること。スキルによって縦1列に攻撃できるなどの攻撃範囲が設定されているので、相手の配置に応じて使い分けながら効率的にダメージを与えていく必要がある。

最初は基本形の陣形作り、行動順と範囲だけ意識すれば、難しさより気持ちよさが先に来る。慣れてきたら機神の使い所や妨害の差し込みで、戦い方が一気に洗練されていく。
さらに戦況をひっくり返す切り札として、砕星から回収された大型人形機動兵器を元に開発された「機神」が存在する。専用の空間跳躍装置を搭載しており、状況に応じて即座に転送され、強大な火力で戦況を一変させる。
昨今の「ただ眺めるだけのポチポチゲー」とは一線を画す、プレイヤーの采配がそのまま戦局を左右する骨太なターン制RPGといった評価も多く、歯ごたえを求めるプレイヤーには特に刺さるシステムだ。
キャラクターとビジュアル――Live2Dが彩るメカ美少女
本作の最大の特徴のひとつは、メカニック要素を取り入れた美少女キャラクター。どデカい武器や翼、ギアっぽいパーツが美少女の良さを何倍にも引き立て、メカが好きな人はもちろん、普通の美少女が好きな人でも楽しめる両立したデザインが魅力的だ。
Live2D技術を採用した魅力的すぎるビジュアルが大きな魅力となっており、動くだけでなくタッチして反応も楽しめる。

キャラクターの育成という観点でも工夫が凝らされている。出撃を重ね、段階的にレベル上限に達した機装美少女は「昇格」が可能になり、昇格によって才能を開花させ能力を強化できるだけでなく、昇格ランク2に到達することで新しいアニメーションイラストも解禁される。
また、夏の日差しが煌めく海辺や、花火が夜空を彩る季節――期間限定のテーマスキンやアニメーションイラストを通じて、戦場を離れた少女たちがプレイヤーだけに見せる等身大の素顔や思い出を集めることができる。日常パートの演出も充実しており、単なる戦闘ゲームに留まらない”推し活”要素がしっかり盛り込まれている。
課金・無課金バランス――スキンまで無課金で狙える太っ腹設計
ガチャゲーにおいて多くのプレイヤーが気にする課金設計について、本作は比較的良心的な評価を受けている。
多くのゲームにおいて、キャラクターの外見を変えるスキンは現金、あるいは高価な有料通貨でしか購入できないが、『ダイブロス・コア』ではゲーム内通貨を貯めることで、最高レアリティのスキンすらも入手可能だ。

各キャラクターは最初こそ静止画だが、第二昇格するとアニメーション付きのスキンを獲得できる。無課金でも基本的なレベルを上げることで、アニメーションスキンを入手可能だ。
また、iOS・Android対応に加えPC版も同時リリースされており、PC環境では大画面で迫力のバトルを楽しみながら、快適な操作感でプレイできる。スマホとPCどちらでも同じアカウントで遊べる点も、ライフスタイルに合わせた柔軟なプレイを可能にしている。
気になる点――万人向けではない部分も
良い面が多い一方、手放しには薦めにくい点も存在する。システムの不備、運営の調整不足、そしてプレイヤーに対するおもてなしの心の欠如は否定できない事実という厳しい意見もある。

「ゲーム自体はよくあるやつで、似たようなゲームが山ほどある中でわざわざこれをする必要がない」という声もあり、類似作品との差別化という点では評価が分かれるところだ。
ただし、総合評価は4.03(グラフィックス4.4・BGM4.1・ストーリー4.0・ゲームバランス4.0)と、全体的には高い評価を維持している。
総評――「戦略とビジュアルの融合」を求める人に
歯ごたえのあるコマンドバトルや陣形構築が好きな人、メカ×美少女という世界観に惹かれる人、ハイクオリティなイラストと演出を楽しみたい人には、プレイして損のないクオリティに仕上がっている。

美少女たちの命の輝き、無課金でも手が届くスキン、そして戦略を練る楽しさ――それらが「一度は触れてみる価値がある」と思わせるだけの磁力を持っている。
「ただ眺めるだけ」ではなく「自分の頭で考えて勝ちたい」という方には、ぜひ一度試してみてほしい一作だ。











