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【カオスゼロナイトメア】【レビュー】「精神崩壊」と「あられもない姿」に惹かれて始めたら、睡眠時間崩壊レベルの中毒性! 奥深すぎるデッキ構築型ローグライトRPGの評価

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アプリ『カオスゼロナイトメア』レビュー:あられもない姿と精神崩壊の果てに発見した、中毒性の高いデッキ構築型ローグライトRPG

1. 導入:衝撃的なビジュアルから引き込まれるダークファンタジーの深淵

『カオスゼロナイトメア』は、2025年10月22日にサービスが開始された、デッキ構築型ローグライトRPGです。本作は、『エピックセブン』の開発元として知られるSUPER CREATIVE社とSmilegate Mgaport社がタッグを組んでおり、サービス開始直後から注目を集めました。

本作を初めて目にしたプレイヤーの多くが衝撃を受けるのは、その過酷な世界設定と、それとは裏腹なキャラクターたちのビジュアルです。世界観は「終末世界(ポストアポカリプス)」もので、地球は謎の黒い霧「カオス」によって壊滅し、神話に出てきそうな怪物が跋扈(ばっこ)する絶望的な状況にあります。人類は希望を探して宇宙を漂流するというシリアスな展開にもかかわらず、登場する仲間キャラクターの中には、あられもない姿をしたキャラクターが確認されています。

しかし、本作の真の魅力は、こうした視覚的なインパクトや、後述する「精神崩壊」という強烈な演出へのこだわりだけにとどまりません。見た目の印象とは裏腹に、その核となるローグライト要素が非常に深く、戦略的で、プレイヤーの睡眠時間を崩壊させるほど中毒性が高いと評価されています。

カオスゼロナイトメア

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2. 絶望的な世界観と「精神崩壊」への並々ならぬこだわり

終末世界「カオス」と人類の運命

物語の舞台は、突如発生した謎の黒い霧「カオス」によって惑星が次々と滅び、地球も壊滅状態に陥った過酷な世界です。人類は「カオス・ゼロ」プロジェクトによってカオスを克服しようとしますが、この世界で戦うプレイアブルキャラクターである戦闘員たちは、地上に降り立ち「カオス」の除去を目指します。プレイヤーは、カオス空間で道を探せる資質を持つ「ファースト」のひとり、そして「ナイトメア号」の艦長として、戦いに挑む要員たちを率いることになります。

物語の導入部から、本作は絶望の叩きつけかたに容赦がありません。チュートリアルでは、明るい赤髪の少女「レイ」が化け物に襲われ、あっさりと握りつぶされてしまうという衝撃的な展開が描かれます。この出来事が連鎖し、仲間の青年が精神崩壊してしまうなど、ゲーム開始数分で容赦のない展開が繰り広げられます。

視覚とシステムを彩る「精神崩壊」

本作の「精神崩壊」演出は、単なるショッキングな描写ではなく、開発陣の並々ならぬ情熱が注ぎ込まれた核となる要素です。過酷な世界設定のため、戦闘員たちは身体だけでなく心も危険にさらされており、この精神的な負荷がシステムに深く関わっています。

「精神崩壊」システムの詳細:

  1. ストレスゲージ: 戦闘中、HPとは別に「ストレスゲージ」(HPの下にある紫色のバー)が設定されており、これが限界を超えるとキャラクターは精神崩壊に陥ります。
  2. 専用演出: 精神崩壊時には、実装キャラ全員に個別で専用のイラストとボイスが用意されています。その種類は眩惑、呆然、恐怖、自暴自棄など多岐にわたります。この崩壊時のビジュアルと平常時のビジュアルのギャップは凄まじく、プレイヤーの心を痛めるほどです。
  3. システムの連動: 精神崩壊状態になると、そのキャラクターは攻撃ができなくなる上に、HPの最大値が削られ、さらに不利な効果を持つデバフカードが手札に配られてしまいます。
  4. 克服とチャンス: しかし、一定回数デバフカードを消費して精神崩壊から立ち直ると、キャラクター固有の必殺技である「エゴスキル」の消費コストが半分以下に下がり、大幅に使いやすくなるというメリットが生まれます。これはまさに「ピンチの後にチャンスあり」という、激熱なゲーム展開を生み出します。

この強烈な「ヤンデレ」や「病みかわいい」に通じる演出は、プレイヤーのトラウマや絶望感をリアルに伝え、特定の層に「ぶっ刺さる」要素となっています。

3. デッキ構築型ローグライトとしての奥深い戦略性

『カオスゼロナイトメア』は、ビジュアル面の強烈さに目が行きがちですが、そのゲームシステムはデッキ構築型ローグライトRPGとして非常にしっかり設計されている点が特筆されます。

「カオス」ダンジョンと周回の魅力

ローグライトの主要モードである「カオス」ダンジョンでは、入るたびに初期状態からスタートし、その中で攻撃札や防御札といったカードや装備を入手してデッキを強化していく形式です。プレイヤーは、進む道によって異なるイベント(バトル、回復エリア、装備や新しいカードの獲得など)に遭遇し、マップは毎回ランダムに変わります。

このモードの醍醐味は、運と構築力の両方が求められる戦略性の高さです。開始時の所持カードは4枚ですが、道中でカードを集め、その時々の状況に合わせてデッキを構築していきます。

戦闘はターン制のカードバトルで、手札のカードを選択して行動を決めます。

バトルの戦略要素:

  • アクションポイントとコスト: ターンごとに使用できるアクションポイントが限られており、カードにはそれぞれコストがあるため、限られたリソース内で最善手を選ぶ必要があります。
  • シナジーとコンボ: カードスキル同士にシナジーがある場合が多く、闇雲に使うのではなく、スキル説明を読み込み、カードの組み合わせを考えることが重要です。うまくコンボがハマった時のカタルシスは格別で、もともと「100%のダメージ」だった攻撃が、「2000%以上のダメージ」まで跳ね上がることも可能です。
  • カードの使用順序: 同じ手札でも、カードを発動する順番が勝敗を大きく左右します。特定のカードのダメージ量をアップさせる効果を持つカードを先に発動してから攻撃に移るなど、立ち回りを工夫することで強烈な攻撃を繰り出すことができます。

崩壊を乗り越え、理想のデッキを追求する中毒性

「カオス」探査で獲得したカードや装備は、「セーブデータ」として保存できます。途中で全滅しても、一定以上進行していれば保存が可能です。

この「セーブデータ」こそが、本作の中毒性の源泉です。プレイヤーは、理想のデッキ「セーブデータ」を目指して、何度も「カオス」ダンジョンを周回することになります。重要な点として、ローグライト要素である「カオス」はプレイする際にスタミナを使わないため、無限に試行錯誤し、デッキ作りに専念できる環境が整っています。この設計により、ゲームプレイ自体が面白く、周回が止まらなくなる中毒性を生み出しています。

4. 初心者からコア層まで楽しめる設計とゲームサイクル

本作の難易度設計は、油断すれば簡単に全滅するギリギリの緊張感があり、ローグライトジャンルの醍醐味をしっかり味わえる調整がされています。しかし同時に、このジャンルに詳しくないプレイヤーでも楽しめるような配慮が組み込まれています。

ローグライト初心者へのやさしさ:RPG的な育成要素

ローグライトは「ゲームオーバーになったらイチからやり直し」が基本ですが、本作にはRPG的な育成要素が組み込まれているため、プレイヤーの知識や技術だけでなく、着実に戦力を上げていくことが可能です。

主な育成要素:

  • 潜在力: ゲーム内のクエストで素材を集めてキャラクターを強化します。ステータスアップだけでなく、カードの効果が強くなる恩恵もあり、ダンジョンの攻略を大きく助けます。
  • 記憶の欠片(装備): ステータスアップに加え、同セットを特定数装備することで効果が発揮されます。サブオプションにつく効果はランダムなので、装備厳選という楽しみも提供されています。
  • パートナー: キャラクターと同様に固有の必殺技「エゴスキル」を持ち、キャラとの組み合わせ次第で戦略が大きく変わります。パッシブスキルやエゴスキルで個性が出ており、シナジーを生み出す工夫が面白い点です。

これらの育成要素によって、ローグライトが初めてのプレイヤーでも、しっかり成長を感じられるやさしさがあり、徐々に難易度の高いダンジョンに挑戦していく過程で、キャラクターへの愛着も深まると期待されます。また、「カオス」の難易度は調整可能で、初心者は安全圏を、上級者はリスクを承知で挑戦できる柔軟な設計になっています。

3段階の遊びで構成される中毒性の高いゲームサイクル

本作が優れていると感じられる点の一つは、遊びのサイクルが明確な3段階に分かれていることです。このサイクルがカチッとかみ合い、中毒性を生み出しています。

  1. キャラゲット&強化: 日常的な育成プレイ(レベルアップ、潜在力、記憶の欠片の厳選)でじっくりと戦力を育てます。
  2. ローグライト: 強化したキャラでスタミナ消費なしの「カオス」に挑み、試行錯誤を繰り返して最強のデッキ「セーブデータ」を作成します。
  3. エンドコンテンツへの挑戦: 仕上げた「セーブデータ」を使って、高難易度のコンテンツに挑戦します。

豊富なエンドコンテンツ

各段階には、長く遊べるエンドコンテンツが用意されています。

  • RPG的な育成要素: 「記憶の欠片」のサブオプション厳選はランダム性が高く、理想の効果を求めて厳選を重ねる「育成沼」にハマることが予想されます。
  • ローグライト要素: スタミナを使わずにプレイできるローグライトジャンル自体がエンドコンテンツとして機能します。さらに、強力なデバフが課される代わりに報酬が豪華になる高難度モード「ゼロシステム」も存在し、挑戦性を深めています。
  • 完成デッキの使用: 完成したデッキ「セーブデータ」を使って戦うコンテンツとして、強敵ボスと戦う「挑戦」や、複数編成が求められる「超空間の流域」などの高難易度コンテンツが待ち構えています。

5. 人を選ぶ点と課題

非常に質の高いゲーム体験を提供する本作ですが、スマートフォン向けタイトルとしては、一部「人を選ぶ点」も存在します。

時間的な負担と操作性の課題

本作の大きな特徴であり、人を選ぶ点として挙げられるのが、全体的にプレイ時間がかかることです。

  • 手動プレイの強制: キャラクターのレベル最大値を上げる昇級任務や、強力なセーブデータを育成する「カオス」コンテンツでは、オートバトルができません
  • 長いプレイ時間: 「カオス」モードは最序盤でも20分程度の時間が必要であり、雑魚戦も含めてすべて手動プレイを強いられます。一度クリアしてもバトルスキップ機能がないため、お手軽に遊びたい、スキマ時間に遊びたいと考えるプレイヤーにとっては、負担が重い設計だと感じられる可能性があります。

また、操作性に関して、攻撃カードを発動させる際に敵に向かってスワイプ操作が求められる点も、何度も繰り返していると指が疲れる原因として指摘されています。ボス単体など、対象が決められている場合でもスワイプが必要なため、UI/UXの改善を求める声もあります。

ガチャシステムとリセマラ

ガチャでは、実際に戦うキャラクター「戦闘員」と、サポート系の必殺技が使える「パートナー」の2種類があり、最高レアリティの排出確率はそれぞれ1%です。リセマラについては、チュートリアルが非常に長く(1周20連以上が必要)、ピックアップキャラクターを狙うのは厳しいことから、非推奨とされています。ただし、最高レア確定保証がついた「新任艦長支援ガチャ」(2割引き×50連)が開催されており、リセマラをしない場合はここで獲得した星5キャラクターを優先的に育成することが推奨されています。

6. 総合評価:闇堕ちと戦略のハイブリッドRPG

『カオスゼロナイトメア』は、パッと見の印象である「あられもない姿のキャラデザ」や、「全キャラクターに用意された並々ならぬ『精神崩壊』へのこだわり」といった強烈なビジュアル面に惹かれて始めたとしても、最終的にはゲーム部分、特に「デッキ構築型ローグライト」の面白さに深くハマってしまう作品です。

難易度設計は、戦略性の高いコンボの組み立てが必須でありながら、RPG的な育成要素でローグライト初心者にも配慮されています。スタミナ消費なしで理想のデッキ構築に無限に挑戦できるゲームサイクルは中毒性が非常に高く、気がつけば夜が明け、睡眠時間が崩壊しているというプレイヤーの声も納得できます。

しかし、カオスモードにおけるプレイ時間の長さや、手動操作が必須である点は、じっくり遊べるプレイヤー向けであり、スキマ時間のプレイを重視するスマホゲーマーには少々厳しい設計であることも事実です。

結論として、心を掴まれるダークファンタジーの世界観、ゾクゾクする精神崩壊演出を楽しみつつ、戦略性の強いローグライトRPGをじっくりと遊び込みたいユーザー、あるいは「キャラクターを病ませたい堕としたい」という特殊な動機を持つユーザーには、唯一無二の体験を提供するハイクオリティな作品であると言えるでしょう。

本作は、iOS、Android、PCにて2025年10月22日よりサービス開始されています。どんな動機であれ、この中毒性の高いカオスループRPGに触れ、その深淵を体験することをおすすめします。

カオスゼロナイトメア

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