【ポケモンごいた】徹底レビュー!ルール解説から最強戦術「コラッタワンキル」まで徹底網羅

はじめに
スマホアプリ『ポケモンごいた』の徹底レビュー記事をお届けします。本作は、石川県能登町に伝わる伝統的なボードゲーム「ごいた」をポケモンの世界観で再現した、非常にユニークかつ挑戦的なタイトルです。
2025年12月17日に突如としてリリースされたこのアプリは、単なるルール説明用のツールに留まらない、「激しすぎるゲーム体験」を提供してくれます。
1. 「ポケモンごいた」とは? ――伝統とポケモンの融合
本作のベースとなっているのは、石川県鳳至郡能登町(旧内浦町)をルーツとする「ごいた」という伝統ボードゲームです。将棋の駒に似た形状の駒を使用しますが、ルールは全くの別物で、独自の奥深さを持っています。

『ポケモンごいた』は、この伝統ある「ごいた」をポケモンのキャラクターで表現し、誰でも無料で遊べるようにしたレクチャー&ミニゲームアプリです。「基本プレイ無料」でありながら、対人戦ではなくCPU戦を通じて、リアルボードゲームとしての「ポケモンごいた」のルールを学ぶことに特化した作りになっています。
2. 基本ルール:2対2の高度な心理戦
『ポケモンごいた』の基本ルールは、「UNOと麻雀を混ぜたような感覚」と評される、非常に戦略的なものです。

- 2VS2の協力バトル 4人のプレイヤーが卓を囲み、向かい合った2人がペア(チーム)を組みます。誰か一人が上がれば、そのチームの勝利ポイントとなります。
- 「受け」と「攻め」のサイクル 親が1枚の駒を伏せて出し、その下に**「攻め」の駒を出します。次の番のプレイヤーは、その「攻め」の駒と同じポケモンの駒を持っていれば、「受け」**として出すことができます。 受けに成功すれば、次は自分が自由に「攻め」の駒を出す権利を得ます。もし同じ駒を持っていなければ「パス」となります。
- 「伏せ」による爆アド行動 一周誰も駒を出せなかった場合、最後に駒を出したプレイヤーは、手札から任意の駒を1枚裏向きにして出す(伏せる)ことができます。これにより、相手に情報を与えずに手札を2枚消費できるという、非常に強力な行動が可能になります。
- 勝利条件 手札の8枚をすべて出し切れば「あがり」です。あがった際、最後に出した駒の種類によってポイントが加算され、チームで合計150点を先取した方が最終的な勝者となります。
3. ポケモンならではの要素と戦略の「裏ルール」
本作において、駒の構成を把握することは勝利への絶対条件です。駒は全部で32枚あり、それぞれのポケモンの枚数は厳密に決まっています。

- 駒の構成例
- ポッポ:10枚(最多)
- コラッタ:4枚
- リザードン、カイリュー:各2枚
- ミュウ、ミュウツー:各1枚
- 特殊な駒「ミュウ」と「ミュウツー」 これら伝説のポケモンは非常に強力で、ポッポとコラッタ以外のあらゆる駒を受けることができます。しかし、なぜかポッポとコラッタだけは止められないという絶妙な仕様になっています。
- 最強戦術「コラッタワンキル」 コラッタは全32枚中4枚しか存在しません。このため、自分の手札にコラッタが複数枚ある場合、盤面の状況(すでに出た枚数)を確認することで、「誰も受けられないコラッタ」を連打する一貫盤面を作り出すことができます。 「コラッタ攻め」→「誰も出せず伏せ」→「再びコラッタ攻め」という流れで一気にゲームを終わらせるこの戦術は、まさに「ゲームブレイカー」級の快感を提供してくれます。
また、特殊な勝利条件として、ペアの2人でポッポを独占していた場合に即座に150点を獲得して勝利となるルールも存在し、大逆転の可能性を秘めています。
4. アプリとしての評価:光るゲーム性と「ヤバすぎる」仕様
ボードゲームとしての面白さは折り紙付きですが、アプリ版の挙動には非常に個性的(かつ挑戦的)なポイントが多々見受けられます。

POINT 1:容赦のないCPUの強さ
「腕試しモード」はいわゆるストーリー形式ですが、CPUの思考が非常に鋭いのが特徴です。初心者向けレクチャーアプリと思いきや、CPUは「味方に伏せをさせるためにあえてパスをする」といった高度な戦術を平然と使いこなしてきます。生半可な気持ちで挑むと、2戦目あたりで普通に敗北を喫することになります。
POINT 2:過酷なチェックポイント制
敗北した際のペナルティが非常に重いのも本作の特徴です。 例えば、2戦目で負けると1戦目からやり直しになります。3戦目(準決勝)と4戦目(決勝)の間にもチェックポイントがないため、決勝で負けると再び準決勝からやり直さなければなりません。150点先取というルール上、1試合に20分ほどかかることもあるため、この仕様はプレイヤーの精神を削りに来ます。
POINT 3:積み込み疑惑と運ゲーの洗礼
決勝戦などの重要な局面では、相手CPUが「カイリュー・ミュウ・ミュウツー」といった最強の手札を揃えてくることがあり、プレイヤーの間では「難易度演出のために積み込みをしているのではないか」という疑念が抱かれるほどです。 CPUに手も足も出ないまま負けるという体験は、ある意味で非常に刺激的(?)なものと言えるでしょう。
POINT 4:システム面の粗削りな魅力
- BGMの怪挙:BGMは初代ポケモンの対戦曲の使い回しですが、ループ処理が甘く、曲が終わると数秒間無音になるというシュールな演出(仕様)が見られます。
- 中断ボタンの罠:勝ち抜きモードには「終了」ボタンがありますが、これを使うと連勝記録が消滅します。連勝を維持したまま中断するには、アプリを強制終了(タスクキル)するしかないという、攻略本が必要なレベルの特殊仕様となっています。
5. まとめ:不便さも含めて「味わい深い」良ゲー
『ポケモンごいた』アプリは、純粋なボードゲームとしてのクオリティは極めて高く、「味方を助けることで勝利を掴む」協力ゲームの醍醐味をしっかりと体験させてくれます。

一方で、アプリとしての作り込みにはツッコミどころが満載であり、近年のユーザーフレンドリーすぎるゲームに慣れた層には、ある種の「不快な面白さ」を提供してくれることでしょう。
「ポケモンごいたを本気で学びたい人」、あるいは「理不尽なCPUと戦い、勝利の美酒を味わいたいチャレンジャー」には、間違いなくおすすめできる一本です。



















